2020年6月、
(タローは4歳7ヶ月)
市が行なっている発達検査を受けてきました。
普段、タローを連れて出かけるとなると
「じっとできないだろうな〜
押さえつけたら癇癪起こされるんだろうな〜」
と、出かける前からとても億劫になるのですが、
今日は違う。
タローの発達検査だから、
ありのままを診てもらえばいい✨
何かしら問題を抱えている子たちが行くところだし、
施設の方たちも、そういうのを分かっての対応。
堂々と強気で向かいました😂
[quads id=1]
目次
発達検査の流れ
着いたらすぐに個室に案内され、
まずは職員方が私からタローの毎日の様子のヒアリング。
その間タローは別の職員さんと遊んでいました。
私から伝えたのは
- 落ち着きがない
- 衝動的に動くことが多く、不注意
- 対人関係(特に同年代の子供)に違和感を感じる
です。
ほんとは、もっと色んな困りごとがあったのですが、なかなか言葉がまとまらず、、
そんな感じです!しめてしまった。。。笑
そしてその後、私は部屋の端の方に座り
職員さん(先生)がタローに検査していきます。
発達検査の内容
検査は新版K式発達検査というもので、
- 先生が積み木である形を作り、同じ形のものを作る
- 先生が折り紙で簡単な形を作るのを見せた後、同じように折る
- 先生が1列に並べられた積み木をランダムにたたき、同じようにたたく
- 積み木を〇個、箱に入れるよう指示される
- 絵を見て何色か答える
- 描きかけの人の絵を見せられ、それを最後まで完成させる
- 「雨が降ったらどうする?」という質問に答える
- 「遅刻しそうなときはどうする?」という質問に答える
- 「お友達のおもちゃを壊しちゃったときはどうする?」という質問に答える
- 積み木を指差ししながら数字を数えさせる問題
など、覚えているのはこんな感じです。
実際もっとたくさんあります。
大体30分ほどだったかと思います。
発達検査の結果と今後の関わり方について
検査終了後、5分か10分ほどで検査結果をまとめて簡単に報告してくれました。
そして数日後、情報提供書と題された詳しい検査結果の内容が文面で送られてきたので、その内容を以下にまとめました。
(1)タローの様子
- 相談室に入るとお絵かきセットで遊び始め、検査者からの「何を描いてるの?」という問いかけには反応せず、絵を描いていた
- 木製トラックの型はめでは、積み木が入らなくても何とかして入れようとしていたが、検査者が指差しで伝えると入れることができた
- 検査中はタローのペースが強く、声掛けや次の課題を見せると戻ってこれるが、何度か離席することもあった
- 検査道具の中身や隣の公園などを気にする様子があり、視覚刺激に反応しやすい様子が見受けられた
(2)検査結果
- 全体の発達としては4歳4か月程度の力があり、年齢相応の発達状況
- 相手のペースに沿って課題に取り組むことやじっとしていることの難しさ、視覚刺激への反応しやすさがあり、得意不得意の差が大きくアンバランス
- 認知領域において、描きかけの人物を完成させる課題はできていて人に対するイメージは理解できている
- 一方、モデルを見て真似る課題では、、あず自分が作りたいものを作ってから課題に取り組んだり、手順を無視して自分なりの方法で見本に近づけようとする様子からマイペースさが伺える
- 言語領域において、日常生活で経験したことを言葉で伝えることはできる
- 4つの積み木を数える課題では、「指差しして数えて」と指示する前に、積み木に反応して即答していた
- 1~16まで数えられるが、丸印を一つずつ指差しながら数えることができず、視覚でとらえたものを手先で再生することが苦手で抑制が利きにくい
- 左右の理解はしているが、「左手」や「右手」のように情報量が増えると指示が入りにくい
(3)家庭でのかかわり方について
- 見たものに反応しやすいところがあるため、何かを伝えるときはタローの周りにおもちゃを置かないといった刺激の少ない環境を設定する
- 注目を促すために体に触れてから名前を呼ぶ
- 内容を短く区切る
- 一つづつ段階を追って伝える
- 代名詞などは使わず具体的に伝える
- タローの行動が終わるタイミングを見計らってからしてほしいことを伝え、できた時には褒めるなどして、相手のペースに沿う力をそだてるよう努める1
主人と発達検査の結果を読みながら、
「うんうん、そうそう」と縦に首を振りながら
初対面でしかも30分ほど検査しただけで、
こんなにタローのことを分析してもらえるなんて!!さすが専門機関だな!!と感動していました。
私なんて専業主婦で、5年近くタローを見ているうちにタローはこんな性格なのかも?とやっと分かり始めたばかりなのに(笑)
私から見ていた発達検査のタローの様子
確かに、普段のタローの様子は検査結果にほぼすべて表れています。
初対面・初めての場所にも関わらず、こんなにマイペースを貫き通すとはある意味すごい。。。と地味に感動(笑)
折り紙で先生と同じようにおるよう指示された時も、
折り紙を見た瞬間からタローは「紙飛行機を折りたい」という気持ちを抑えられず、
何を言われようが紙飛行機を折っていました。
紙飛行機を作り終えた後、もう一度同じ指示を出されると
その時は指示に従うことができました。
積み木で先生の作ったものと同じように作ってと言われたときも、
簡単にできるものは指示通りに作るのですが、
ちょっとやってみて自分で「できない」と判断したときは
すぐにあきらめて自分が作りたい形を作り、
「こんな形も作れるんだよ!」と
得意げにアピールしていました。
先生が積み木やら折り紙やらを出してくる箱が気になったタローは
その中に何が入っているのか確認せずにはいられず、
先生が触らないでねと注意したにもかかわらず
ひたすらその箱を開けようとあの手この手でその箱に手をのばしていました。
あとは
じっと座ることが苦手な点も指摘されました。
20分ほど座って検査を受けるうちにだんだん退屈になって集中力も切れてきたのか、
外で遊ぶ子供の声に興味をそらされ
窓の近くに行き外を見ながら、「お外で遊びたい」
と、検査を拒否し始め、
最後のほうはガサガサしながらなんとか強行突破で終わらせた感じです。
そして最後にタローに合いそうな療育施設を案内され、
事務手続きなどの説明があり
無事、発達検査は終了しました。
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